・従来の「虫歯を削る、抜く」などといった対症療法ではなく、予防としての歯科医学について、基本的なことが理解できた。
・「ドックベスト療法」という、虫歯が進行した歯に、再石灰化を促す成分でフタをして再生する治療方法があるそう。
・食後しばらくは、酸性の食べ物で歯のエナメル質が溶けてしまっているので、歯を磨いてはいけない。唾液が歯の再石灰化を促進し、エナメル質を修復するので、30分程度経ってから磨くようにする。
・唾液が酸性の人は虫歯や他の病気のリスクが高い。アルカリ性に戻すための食品は、
ほうれん草、ごぼうといった野菜、レモン等の果物、きのこ、海藻など。一方、酸性になりやすい食品は、肉類・魚類、砂糖、卵、穀類。食生活が偏りすぎるとよくないってことですね。
自分も、2年ほど前に親知らずの治療をしに行った際に、小さな虫歯があると指摘され、下奥歯を少し削ったことがありました。「なんでこんなに何回も行かないといけないんだろう」と思うくらい、かなりの回数の通院をしたのを覚えています。
この本にも書かれている、歯を削るとしたらまだ安全な方法である「ラバーダム治療」(削ったところにばい菌が入らないよう、ゴムでフタをする)で治療してくださったので、それなりにきちんとしたお医者さんで安心はしましたが。